選択的スプライシング と スプライシングバリアント - スプライシング関連の用語まとめ

選択的スプライシング、スプライシングバリアントなど、スプライシング関連の用語についてまとめています。

まずは、スプライシングとは何か?から見ていきます。

スプライシングとは?

スプライシングは、「DNAからRNAに転写されたあと、イントロンという翻訳されない部分を除き、エクソンという翻訳される部分を結合する過程」のこと。

スプライシングとは?


選択的スプライシングとは?

スプライシングの際に、複数の組み合わせのmRNAが作られる仕組みが選択的スプライシングである。


スプライシングバリアントとは?

選択的スプライシングによって作られる、複数のmRNA・タンパク質を指す。

以下2つをまとめると以下のような図になる。

選択的スプライシングとスプライシングバリアントの概要


おまけ:スプライシング異常による疾患の例

スプライシング異常による疾患が報告されています1

スプライシング異常も遺伝子疾患の1つといえると思われます。


Ref.

(論文の日本語プレスリリース)

  1. Yoshida, K. et al. Frequent pathway mutations of splicing machinery in myelodysplasia. Nature 478, 64–69 (2011).