生物学の基礎と生物学の分野について

このページを作るにあたり、生物学の概要をざっくりまとめていきます。

生物とは?

生物学者での「生物」の正式な定義は今のところない。

だが、おおむね細胞をもつことが生物の定義であり、細胞は概ね以下の性質をもつ。

  • 体が膜で仕切られてる

  • 代謝を行う

  • 自己複製能をもつ

タンパク質とセントラルドグマ

生物のほとんどの機能はタンパク質によってなされます

例えば、以下のような働きがあります。

働き
代謝の際に触媒になるアルコール分解など
身体の一部になるコラーゲンなど
生体内の物質の輸送ヘモグロビンなど

そして、生物において重要なタンパク質は、「DNA → RNA → タンパク質」という3ステップでできることが知られており、

この「DNA → RNA → タンパク質」という流れをセントラルドグマといいます。

図として示すと、以下のようになります。

生物におけるセントラルドグマとイメージ図

生物の基礎単位と分野

生物は大きく「個体」→「器官」→「組織」→「細胞」でできています。

ヒトでいうと、以下のような例が挙げられます。

名称
個体ヒトなど
器官脳・肝臓・大腸など
組織筋組織・神経組織など
細胞筋細胞・神経細胞など

多量のデータがあるところにバイオインフォマティクスは必要となるものの、見出した知見に対する解釈のために分子生物学・細胞生物学的な知見が必要となることが多い。

各分野は融合していることが多いものの、概ね以下のような関係性にある。

生物の基礎単位と生物学の分野について

まとめ

  • 生物の基礎単位は細胞である

→ 細胞はまとまって「細胞 → 組織 → 器官 → 個体」となる。

  • 生物のほぼ全ての機能はタンパク質によってなされる

→ タンパク質は「DNA → RNA → タンパク質」という3ステップでできることが知られており、この3ステップをセントラルドグマという。