細菌とウイルスの最も大きな違いは
細菌は自分で増えることができる(→ 生物)が、ウイルスは人の細胞に寄生して増える(→ 非生物)
ということでしょう。
その他の違いを挙げると、以下のようになります。
細菌 | ウイルス | |
---|---|---|
自分で増えることができる | Yes | No(生物に寄生し、複製してもらう) |
代謝を行う | Yes | No |
大きさ | 1〜10μm | 10〜100nm(細菌の100分の1くらい) |
処方 | 抗菌剤 | 抗ウイルス剤 |
細菌とウイルスが引き起こす疾患の例としては、以下のようなものが挙げられます。
① 肺炎(肺炎球菌)
② 溶連菌感染症(溶連菌)
など
① 風邪(ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなど)
② インフルエンザ(インフルエンザウイルス)
など
抗菌剤はウイルスに効かず、抗ウイルス剤は細菌に効かないため、抗菌剤を飲んでも風邪には効かないということを把握しておきましょう。